称名寺NEWS

お寺ミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」が、ただただエモかった。

2017/10/18

 

こんにちは、称名寺副住職の稲田瑞規(いなだみずき)です。

称名寺が10月1日に開催したイベント、お寺ミュージカル映画祭"テ・ラ・ランド"。

なんと、100名以上の方に参加いただき、大盛況でした!!!!!!(拍手)

観光寺でもないフツーのお寺。しかも、駅からのアクセスもダントツで悪いこのローカルなお寺に、100人以上が集まったんですよ。
こんなことは称名寺が誕生して初めてのことじゃないでしょうか。400年の歴史を塗り替えた記念すべきイベントになりました。

 

その要因の一つに、「バズり」がありました。

以前、彼岸寺にイベントの宣伝の記事を掲載させていただいたのですが、
【10/1】僧侶のラップバトルに檀家が沸く? お寺ミュージカル映画祭『テ・ラ・ランド』開催

その記事や寺mottoの記事がインターネットメディアの"ねとらぼ"さんに取り上げられまして、まさかの大バズり。ツイッターで1800RTもシェアされました。 (http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/25/news119.html

いやー、続けていたらこんなこともあるんですねー。

 

さて、そんな大盛況となった、お寺ミュージカル映画祭"テ・ラ・ランド"。その様子を写真で振り返っていきたいと思います。

今回のイベントで感じられたのは、まさに僕が大事にしている「えも言われぬエモさ」。なんとも言えない暖かさと心地よさが写真から伝われば嬉しいです。
(写真を撮ってくれたのは友人の磯部くんです。彼はいい写真を撮るんです。)

 

開演前

 

家の前に立てられた、味がありすぎるこの看板。母の手作り。

 

インスタ映えも気にしないこのガムテープ補強。これぞ田舎のクリエイティブ。

 

今回は「お寺ミュージカル」とあって、法要の中に仏教聖歌を取り入れました。檀家の皆さんが開演前にお寺に来て、歌のお稽古をしています。

 

そうこうするうちに、バラバラと檀家さんが集結。耳が遠いなりになんとかコミュニケーションを取ろうとする先代住職(おじいちゃん)。

 

来場者にはプレゼントが。称名寺渾身のノベルティ「テ・ラ・ランド ボールペン」。限定非売品です。

 

「初めて称名寺に来た」と言う人が続々と来訪。こんなことは滅多にない。

 

だんだんと参加者が増えてまいりました。

 

ぎっしり詰まった本堂。

 

最前列で待機する近所の子供たち。

 

「初めて来た」と話す若い参加者の方。

 

テレビのスタッフさんに狙い撃ちされる。(実は取材はテレビが2社、新聞が2社、機関紙が1社来ておりました。久御山町の歴史的快挙じゃない?)

 

僕のグダグダの挨拶と、(緊張で何を話していたか覚えていない)

 

今回の映画で監督を務めてくれた小池茅くんの挨拶で、テ・ラ・ランドが開演!!!!!

 

ゴーン

 

テ・ラ・ランド第一幕 御忌法要

御忌法要がスタート。御忌法要っていうのは、法然上人がお亡くなりになったことを慰る法要のこと。

 

木魚が響く本堂に、住職(父)が入堂。

 

仏教聖歌を歌うみなさん。美しい歌声が本堂に響く、お寺ミュージカル映画祭の幕開けにふさわしいオープニング曲!

 

あまりにもたくさんの人が本堂に集まっていたので、法要中、涙がこみ上げそうだったと父が言っていました。

 

もちろん、法然上人のことも、仏教のことも知らない人もいたはず。でも、誰もが自然と手を合わせていく不思議な雰囲気がありました。

 

合掌。

 

合掌。

 

合掌。

 

いわば、今回の法要は昔ながらの儀式そのままのもの。でも、そんなトラディショナルな法要も、お寺ミュージカル祭という立て付けの中に組み込めば、感じ方も少し変わってきたのではないでしょうか?

普段は敬遠しがちな法要ですが、ちゃんと向き合って臨めば感じられるものがあるかも?
そんな願いも込めて、テ・ラ・ランドでは、御忌会法要を執り行いました。

 

テ・ラ・ランド第二幕 寺主制作映画"DOPE寺"上映会

場所を移して、さぁ、お待ちかねの上映会。

◾️ お寺ミュージカル映画
◾️「DOPE寺」というタイトル
◾️ 実際の僧侶一家と檀家が出演
◾️ 住職と副住職のラップバトル

このような未知数と未知数の掛け算のような映画だからでしょうか、蓋を開けてみたら部屋中に人・人・人!

 

でっかいスクリーンとでっかいスピーカーを用意したんだけど・・・

 

前までみっちり!!!

 

座る場所がなく、立ち見していただくことに。(すみませんでした)

 

上映中、釘つけになる少年。「将来は映画監督になる」とか言いだしそう。

 

上映後、大拍手で幕を閉じた映画「DOPE寺」。

地元とお寺のコミュニティのことをもっと多くの人に知ってもらいたいので、映画をYoutubeにアップすることになりました。
アップ次第、ブログでご紹介しますね。

 

テ・ラ・ランド第三幕 本日休演ライブ

最後は、映画に出演してくれたバンド"本日休演"のin寺ライブ hooooooo!!

 

超満員の本堂。

 

左右正面をお客さんに囲まれ、後ろには阿弥陀如来。最高のオーディエンスが本日休演を盛り上げます!

 

メンバーも気持ち良さそうに演奏してくれます。

 

本堂に響くギターソロに心が揺すぶられる。

 

そしてまた、本日休演の曲がお寺に合うこと合うこと!

 

気持ちよく歌う有泉くん越しの、阿弥陀如来立像が美しいこと!

 

浮遊感のあるグルーヴにやられ、母が踊リ出す!

 

僕も踊る!

 

 

檀家とか僧侶とか関係なく!

 

老若男女がお寺で踊る!

 

大歓喜の中、ライブが終了〜〜〜〜

 

お寺でライブってこんなに気持ちいいんだ。ありがとう本日休演のみんな。

 

最後にわたくし、何か言いましたが、興奮で何を言っていたか覚えてません。とにかく、もう最高だったーーーーー

 

最後に

参加いただいた方から、メールやSNSでたくさん感想をいただきました。本当に涙が出るくらい嬉しかったので、一部紹介させてください。

地域の檀家さんたちとお寺と、そして今までなら関わることのなかった人たちが一堂に会して楽しめたのがとても感動的でした。映画の内容やお寺でライブすることを聞きかじっていて、住職さんの破門を心配していたのですが笑、破門なんてとんでもない、みんなの拠り所というあり方に新しい切り口で近づかれたのだと思いました。素晴らしい場に居合わせることができて良かったです。ありがとうございました!!

映画の上映中も、出演されているらしき地元の方々の声があちこちであがっていて、でも「身内だけの空間」という雰囲気ではなく私のようなよそ者も全て「地元」に受け入れてくれるような雰囲気で、まったくアウェイ感なくリラックスして楽しむことができました。・・・観光向けではないまったくの「地元のお寺」でこういった活動をしているお寺があること、こういった活動で仏教を広めていこうという考えを持った関係者の方々がいらっしゃることを知ることができてとても良い経験になりました。

今日1日のこのご縁が、何て素晴らしいんだろうとヒシヒシと感じられました。
初めてなのに、あの初めてじゃない心許されたあの空間。本当に素晴らしいものを感じました。
本当に素晴らしい1日を、ありがとうございましたo┐ペコリ

僕の涙が止まらない理由。それは、一番伝わってほしかったけど、伝わるのが一番難しいであろう「コミュニティの美しさ」がちゃんと参加者の方々に伝わっていたからです。

記事にはバズりそうな言葉を散りばめて、エンタメ感を押し出しています。「テ・ラ・ランドが面白かった」という人の中には、そういうエンタメ感を楽しんでくれた人が少なくないでしょう。これももちろん嬉しいことです。

でも、今回映画を撮影しようと、小池茅くんに話を持ちかけたのは、家族から始まり、地元とか、檀家とか、そういう目には見えにくい「つながり」を形に残してほしかったからなんです。

この田舎特有の、何も洗練されてないし、不揃いな、ゆる〜いコミュニティ。でも、あたたかいし、どこかエネルギーに満ち溢れている。

今回のイベントに来てもらった人には、法要から、映画から、ライブから、ぜひそれを感じてもらいたかった。このお寺には、こういうコミュニティがあるんだってことを知ってもらいたかったんです。

僧侶も、檀家も、初めての方も関係なく、一つの場所で、法要を、映画を、音楽を楽しんでいるあの瞬間は、僕の夢描いたテ・ラ・ランドの理想の姿でした。

参加された方はわかると思いますが、「えも言われぬエモさ」なのだと思います。言語化はできない、心許してくれるあの空気感。

称名寺はこれからも檀家、地元、そして、それに共感してくれる皆さまと、ゆる〜いコミュニティを作っていきたいと思います。

参加くださった皆さま、改めまして、ありがとうございました。

そして、「DOPE寺」を制作してくれたスタッフのみんな、本当にありがとうございました。

テ・ラ・ランド、これにて閉幕。

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