日々のエッセイ

お寺のおかんが ”本日休演”のライブに行ってきました

3月初旬、あの称名寺映画撮影大騒動から1ヶ月が経ちました。(詳しくはコチラから

こう言い残してスタッフの皆は称名寺を出ていきました。

東京から来てくれたスタッフ達のことがなつかしい〜と思えるほど、ずいぶん前のことのように感じます。どうしているのかな〜彼ら。

先日4月10日、京都市内のライブハウス磔磔(たくたく)に行ってきました、私、称名寺のおかんです。

 

なんと!!映画に出演してくれた本日休演(バンド名です)のライブがあったのです。

「空間現代」というバンドと合同ライブ。最近のバンドの名前は難しい。

知らない人のために紹介しておくと、本日休演とは、京都を中心に活動しているバンドなんです。

写真から只者じゃないオーラ伝わってくる

岩出 拓十郎(ギター・ボーカル)

在泉 鮭(ベース・コーラス)

埜口 敏博(キーボード・ボーカル)

樋口 拓美(ドラム・コーラス)

の4人組大学生インディーズバンド。全員映画に出演してくれたけど、中でも埜口くんは、ほぼ主演って言っていいくらい全編にわたって出演してくれました。

どういう音楽をしているのか気になる人は、こちらの記事や、動画をチェックしてみてください。

 

ライブハウス磔磔といえば、若かりし時、行かれた方もおられるのではないでしょうか?! 私も学生時代2度ほど行きました。老舗の中の老舗ライブハウスです。酒蔵を改造しての造りになっているので柱がど真ん中にそびえ立つのが特徴的。バンドマンと観客の視界に存在するこの柱からはなんとも木の温もりに染み込んだ歴史を感じます。どのくらいの数のバンドがこのステージを飾ったことでしょう。

彼ら本日休演のメンバーがこのステージに立つ!!ドキドキワクワク…… 久御山から車をぶっ飛ばして、いざ!!

 

ドアを開き、芝居小屋を思い出させるような分厚い布をめくり、中に入りました。

チケット代金を払って、横を見ると、ウソー! 本日休演のメンバー岩出くんと在泉くんが立ってくれていました。

イヤ〜ん久しぶり!!と私。出番直前なのにありがとう。

どこに座ってもいいんです。あっそこは柱が邪魔して見えにくいかも…ここがいいかな?!ここは埜口くん(映画によく出てくれたメンバー)がよく見えます。

ありがとう ありがとう お心遣いありがとう。

 

もう少しで演奏だ。会場は若者でいっぱいになっています。

うっ……しかし、私の隣の隣に、あやしきご老人。そう…子供の頃仮面ライダーに出てきた死神博士にそっくり。

死神博士、子供の頃こわかった〜

このライブハウスで一番目立っているのはまちがいない。70歳くらいのおじいさん。白髪は背中でも達し、口ひげは喉仏を包み、服装は黒で統一され、重たそうなブーツを履いておられる。どうか私に話しかけないでください。ブルース・ジャズなんて話、私にはできません。どう見てもこのおじいさん、その筋の方だ。

 

「柱が邪魔して見えにくいので、隣に行ってもいいかな?」

アチゃー!!きちゃったーー!!

「あっどうぞどうぞ 大丈夫です。」やばい話しかけてこないでーー

しかし、希望とは裏腹にどんどん話し始めるおじいさん。

家には蓄音器があって、それでLP盤を聴くことがある。でも、5枚聴いただけで針はすり減り交換しなければならない。針はまだ500本はある。父親がたくさん買っていたんだ。妻は5年前に他界し、息子はいるが、別に暮らしているから一人暮らしなんだ。ライブハウスはよく来るよ。白川の方にもいいライブハウスができているんだ。

ん? 結構ふつうの話だ。よかったぁー

「あなたの学生時代はたのきんトリオってとこかな?」

「そうですそうです。トシちゃん大好きでした。」

きっとこのおじいさん、私に話を合わせてくれたのね。もっと私音楽わかる人だったらよかったな。知識がなくて情けないわ。おじいさん、死神博士なんて言ってごめんなさい。優しいおじいさん、ありがとう。

 

ドラムのスティックがカチカチと鳴った、始まりーーー!

うわぁー!!ギターの音が胸に埋まる。ベースの音が血管をはじく。ドラムの音は脳ミソをふるわせ、キーボードを押さえる青年のハイトーンボイスは全ての音を優しく、やわらかく、調和させていました。

なんなんだろー? この変な融合感。穏やかでエネルギッシュ、静かなパワフル感。

私の文才では表現できないけれど、本日休演のメンバー4人は本当にこの前、うちの映画に出演してくれた青年なのだろうか…? すべてを出し切っている感じではないんだけど、秘めたるパワーがあるのは聴いている側にも伝わってくる。奥ゆかしいというか、謙虚というか。私、応援したくなりました。

ありがとう、本日休演の埜口くん、岩出くん、有泉くん、樋口くん。久しぶりに若返った気分です。

 

演奏を終えて、彼らは客席に来てくれました。

タモツ(埜口くん)と一緒に撮ってもらいました。キャー

映画でタモツ役をしてくれたキーボードの埜口くんの言葉。「老若男女、どんな人にでも聴いてもらえる音楽がしたいです。」

素晴らしい。なんて平和!! そう私も色んな人に来てもらえるお寺にしたいの。門を開いていたい。本日休演と称名寺、同じ方向を向いているような気がします。

阿弥陀さまの前で、バンド演奏してくれたからでしょうか。そういえば、ギターの岩出くん、激しいリズムなのに、表情も態勢も変わらずまるで仏様みたいでした。彼らの健全な心にありがとう。

 

ここで、ビッグニュースです。

なんと、本日休演が称名寺でライブをしてくれます!!

たぶん10月1日の映画上映会でしょうか、まだ未定ですが。必ず!! みなさん楽しみにしておいてください。

映画のクライマックスで盛り上がった「葉っぱさんの唄」も演奏してくれると思います。楽しみだぁー

本日休演ライブで称名寺に集まろうー!!

老いも若きも男も女も、どなたでも。

笑顔で、仏様の前で、みんなで踊りましょう。

またこんな風に集まれたらいいなぁ

以上、おかんのライブ体験記でした。

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