称名寺NEWS

【撮影現場レポート】老いも若きも集まってお寺が踊った日々の泡沫

生まれ育った久御山町を離れ、東京は武蔵小山という場所に引っ越してきました。初めての一人暮らし。初めて味わう”人が家にいない寂しさ"。最近は隣人の壁ドンに細心の注意を払いながら風呂場で松山千春のモノマネの練習に勤しむ生活を送っています。近況が長くなりました。副住職のみずきです。

 

3月前半、称名寺はドタバタ大騒ぎの毎日でした。

というのも、告知していた通り、称名寺で映画の撮影をしていたからです。(前回記事:称名寺が「お寺と地元を舞台にした映画」を製作します!!

 

ふりかえってみると「約400年ある称名寺の歴史の中でこんなに刺激的な1週間はなかったのでは?」とも思えるハイスピードで体験したディープすぎる毎日。今回はその映画撮影の様子を写真多めでレポートしたいと思います。

 

映画撮影が行われたのは、3月4日〜11日の1週間。中でも、3月4日には近所の子どもたちが、9日には近所のおじいちゃんおばあちゃんたちが集まってくれて、ずいぶんと賑やかな時間になりました。

 

3月4日のお昼に東京からスタッフが到着。ほとんどのスタッフが映像の道を志している才気溢れる学生たち。そんなクリエイター集団が称名寺に集結しました。到着するや否や、どのシーンでどの場所を使うのか、ロケハンをしていきます。

 

ホッと一息。

 

一息つくのも束の間。脚本を見ながら、ああだこうだと、カット割りを考えていく一行。

 

そうこうしてる間に子ども達が続々とお寺に集合。

 

ドタバタ ガヤガヤ とお寺が急ににぎやかに。

 

小池監督、子どもたちと会話しながら配役を考えていきます。
監督「このカツラを被りたい人ー?」
子どもたち「ええええええええええ」

 

イヤだイヤだと逃げ惑う子どもたちの中から一人"只者じゃない感性"を見抜いた監督。カツラ役はまーくんに決定。(写真でカツラ被ってるのは僕)

 

本格的な撮影機材に心踊るみんな。

 

監督から直々にみっちりと演技指導を受けて。

 

笑っちゃだめって言われてもどうしても笑っちゃう。演技なんてやったことないもんね。

 

では、いざ本番。

 

演技後にどれどれと映像チェック。

 

野村から名俳優が生まれました。

 

うちのおじいちゃんも演技に初挑戦。

 

し、死の間際・・・? まさかまさか、もちろんこれは演技です。

そんなこんなで1日目は終了。2日目からは早送りでお送りします。

 

出番を終えたはずの子供たちが2日目もお寺に遊びに来てくれました。

 

それからは、久御山の農道を自転車で爆走したり。

 

うちのおばあちゃんの出番があったり。

 

ご近所のマダムたちにちょっぴり演技してもらったり。

 

家族で食卓を囲むシーンがあったり。

 

そんなこんなで迎えた3月9日。この日は映画のラストシーンを撮影するため、近所に住む檀家さんが大勢集まってくれます。

 

本堂の中にバンドセットが用意されて異様な空間に。リハでレゲエ風の曲を演奏する"本日休演"のメンバー。

ややこしいけど"本日休演"っていうのはバンド名で、奥田民生や岸田繁らによる音楽ユニット"サンフジンズ"の公演のオープニングアクトも務めたことがあるすごいバンドなんですよ。以後お見知り置きを。

さてさて、檀家さんが続々と本堂に集まっていって・・・

 

これは何のシーン? それは映画が完成してからのお楽しみー。

 

最後は全員で集合写真。なんと老若男女30人以上の方が集まってくれましたー!みなさん演技もバッチリ。完成をお楽しみに。このとき現場にはいるけど、写真には写っていないスタッフが2人。一週間に及ぶ撮影に協力してくれたけど先に帰ってしまったスタッフが他に2人います。みなさん遠いところから本当にお疲れさまでしたー!

 

撮影を終えて

はてさて、今回の称名寺映画企画。企画者として、この映像制作にはかける思いが色々とありましたが、それを語り尽くすに費やす文字数は天井知らず。致し方なく「地元の盛り上げ」「お寺の活性化」という点だけで語るとするなら、大成功で終わったのではないでしょうか。

撮影初日、子どもたちがお寺にワイワイと集まっている光景。境内を右に左に走り回って遊ぶけど、本堂の仏様の前では「あ、ここはアカン」と気づき、自然と手を合わせる光景。子どもたちがお寺を楽しむ姿を見て、「こんなお寺にしたかったんや」と父と母3人でウンウンとうなづき合ったのを覚えています。

さらに、大勢の方が出演してくれたラストシーン。脚を悪くされて普段なかなかお寺に来ていただくことができてなかったおばあちゃんが、地に手を這わせて歩いて来てくれたり。皆さん、「エエ経験させてもらった」と最高の”エエ笑顔”で帰られていったのを見て、「ああ、やってよかったなぁ」と一週間の疲れも吹き飛ぶ万感の思いになりました。

映画のテーマにもなっている「何もない町」「何もない寺」。そんな場所に突如現れた”映画撮影”という非日常。そんな"お祭り"を通じて、地元や地元のお寺を好きになってもらおう。今回の映画製作に込めた思いは、スタッフの皆の計り知れない努力と、地域・檀家さんの協力でなんとか形になったのではないかと実感しています。みなさん、本当にありがとうございました。

 

上映会やります

完成した映画は、今年の御忌会法要の際に、称名寺で上映する予定です。もしかしたら、スタッフの皆も来てくれるかも、です。撮影に参加された方だけではなく、面白そうと思った方はどなたでもご参加くださいね。

日程:10月1日(日)

場所:称名寺

東京でサラリーマンしている僕もその日だけは必ず久御山に帰ってきます。スタッフ・お寺・地域一丸でつくった今回の作品、一体どんな作品になっているんでしょう? 10月まで忘れずにお待ちください!

 

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