安産祈願のお寺

安産祈願の仏 野村の子安地蔵さま

子安地蔵さま

称名寺の本堂には地蔵菩薩坐像が祀られています。いわゆる「お地蔵さん」のことですね。

称名寺のお地蔵さまは檀信徒や地域の方々から「子安地蔵」として崇められています。子安地蔵という名前はお地蔵さまにまつわる安産祈願の風習から由来しています。

昔からこの地域では、妊娠された女性は戌の日にお地蔵さまが被っておられる「綿帽子」の一つまみと、多くの女性から奉納された「腹帯」のうちの一本を戴くことになっていました。そして産気づかれたときに、頂戴した綿を水に浸して、その聖水を飲む習わしがあったのです。

このような風習が現在にも残り続け、称名寺には出産を迎えた女性の方々が安産祈願のためお参りくださってます。その際に称名寺では、健やかな赤ちゃんが生まれるよう願いを込めて、子安地蔵さまの綿を入れた安産祈願のお守りと腹帯をお渡ししています。

この子安地蔵さまは、年に1日しか公開しない秘仏となっています。毎年8月の地蔵盆の日だけ御開帳されることになっており、当日は多くの参拝者で賑わいます。

 

紙芝居にもなった野村のお地蔵さま

紙芝居

地域で語り継がれてきたお地蔵さまにまつわる伝説が「野村のものがたり」ととして紙芝居になっております。

 

紙芝居2

伝説では、村の人たちが外にあったお地蔵さまをお寺の中に安置しようとした際に、誰も頼んでもいないのに、厨子(ずし:仏を収めるための堂形の仏具)がお寺宛てに届いた、とされています。これは「お地蔵さま自らご自分の厨子をお届けになられた」として、野村では言い伝えられております。

 

2016/11/04